コヤ チンチョン伯爵夫人 1800年
「近代美術はゴヤの自由から生まれた。」との言葉通り、ゴヤは、それまでのルネッサンス美術から
新しい境地を開拓した人です。
有名な画は「裸のマハ」・「着衣のマハ」ですが・・・・
ヌードのマハと同じポーズで白い服を着たマハです。
一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
この画は、裸のマハと着衣のマハとの間の時期に描かれたものです。
夫人は、ちょっと無表情な感じですね。
ゴヤは、非常に複雑な心境で夫人を描いたと言われてます。
それが、一定の距離を保った、いわばあえて客観的に描こうとしたんだと思います。
コヤの複雑な心境、出てますでしょうか?
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